陸前高田でのコミュニティガーデンづくり-1

わかくさ

2012年07月24日 15:05

週末は、東北へ出かけていました。

ことの起こりは、ふとしたきっかけで、出身の研究室に行ったこと。
コミュニティガーデンづくりということで、無関係というわけでもなくて、あれよあれよと関わることになって…行ってきました。

一日目の行き先は陸前高田市のりくカフェ。



りくカフェについては下記のページにできるまでの詳しいいきさつが載っているのでご覧くださいね。

りくカフェ

こんなふうに創られてきたりくカフェ周りの土地に、花壇をみんなで作って、みんなが楽しみ、癒されて、人と関わる場所をつくろうというのが今回のプロジェクトで、その一回目のワークショップのために出かけたのです。

今回のツアーの一行は千葉大学環境緑地学科の先生と学生3人、そして生態系とかの専門家みちくさ部長とTOM。現地で全体統括をしている東大の都市計画系の方たちと合流しました。

まずはコミュニティガーデンってどんなもの?という説明から。

みちくさ部長語る~(*^o^*)。

ちょうど毎月行われているアカペラのコンサートの後だったので、いろいろな方がお話を聞いてくださいました。

その後はみんなで外をお散歩していろいろ確認。


コミュニティーガーデンにしようという敷地は、津波でもとの施設が流された内科医院の移設先の駐車場周り。
今まで、仮説のプレハブで診療を行っていましたが、新しい施設が完成したので、これからプレハブを撤去し、そこに駐車場を整備する…というところに私たちはお邪魔したのです。
この後再びりくカフェに戻り、言いたいこと、思いついたことを、いっぱい出し合いました。
みなさんの想いが熱くて、TOMはじ~んと来てしまい、うるうるするのを我慢するのが大変でした。



写真は新しくできた病院の待合室の窓からの風景。
敷地の一番奥に病院の建物があるのですが、そのさらに裏に素晴らしい日本庭園があります。
病院の先生が新たに造られたと聞いて、庭園に寄せる想いを聞かせていただきました。

じつは、流されてしまった病院にも庭園の緑があって、病院に来られるみなさんのお気に入りの緑だったのだそう。
今回別の場所に建て替えざるを得なかったけど、来られる患者さんが、前と同じように緑でほっとしてくれたらと思い、こういう状況の中で贅沢と言えるものを作るかどうかとても迷ったけれど、結局は決心して造られたのだそうです。
結果、待合室などからの緑にみんなが「癒される」と喜んでくれて、やっぱりやってよかったとお話してくださいました。

病院がオープンしているときは中がまる見えなので庭園に人が入るのはまずいかもだけど、そうでないときにたまに庭園もオープンガーデンして、表のりくカフェや花壇と一緒に楽しめるといいかもね…などのアイディアも出て一回目のワークショップはお開きとなりました。

これを受けて夏休みに学校で学生さんたちと作戦会議の予定。意欲のある学生さんたちに圧倒されながらも、少しでも学びの機会になるようお手伝いできればと思っています(*^o^*)。
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